エレベーター・駐車装置の基礎知識

ゲートが上がりきる前に駐車装置内に人や車輌が侵入すると光電センサーを遮り、ゲートが途中で停止するため、車輌の天井と接触する恐れがあります。機械式駐車装置の利用契約者様や、駐車する来客者様には必ず説明してください。

ピットのある機械式駐車装置では、ピットの排水能力を著しく超えた雨水が浸水するとピットが冠水する恐れがあります。集中豪雨の際は、ピットに駐車している車輌を避難させるよう声掛けしてください。

ピット内のごみが機械式駐車装置の機器に絡みついたり、排水設備に詰まったりすることで各機器の正常動作を阻害する恐れがありますので、ピット内は定期清掃されることをお勧めします。

まず、車輌が収容制限（車輌の寸法・重量）を守っているかを確認してください。
ただし収容制限内であっても、付属品を装着している場合や輪止めの位置によっては車輌と機械式駐車装置が接触する恐れがありますので、必ず目視にて車輌の前後左右・天井を確認してください。
また、停止状態で接触しない場合でも、機械式駐車装置が稼働すると接触することがありますので、車輌を注視しながら試運転を行ってください。試運転中に車輌と機械式駐車装置が接触しそうな場合は非常停止させてください。

※来客者様が初めて機械式駐車装置をご利用になる際にも、同じように確認してください。

積雪時にはローラーが空転する、光電センサーを雪が遮断するなど機械式駐車装置が正常に稼働しない恐れがあります。車輌だけでなく機械式駐車装置全体の除雪をしていただくことで、機械式駐車装置を円滑に利用しやすい状態になります。

※激しい降雪時には危険ですのでご利用を控えてください。

地震発生時は機械式駐車装置の利用を中止し、機械式駐車装置周辺の人を避難させてください。再稼働する際は落下物などがないか確認した後に試運転してください。
震度5以上の地震発生時は当社情報センターに連絡し、メンテナンス技術者の安全確認が終わるまでご利用をお控えください。